ISO/IEC 42001認証取得までの期間は?準備期間と短期取得のポイント
ISO/IEC 42001認証取得までの期間は?
ISO/IEC 42001の認証取得を具体的に検討し始めると、「取得までに何カ月かかるのか」「半年程度で取得できるのか」といった期間が気になる方も多いでしょう。
特に、取引先から認証取得を求められている場合や、入札・調達への対応、AIサービスの提供開始など期限が決まっている場合には、認証希望日から逆算して準備を進める必要があります。
日本品質保証機構(JQA)では、ISO/IEC 42001について、検討開始から登録証発行までおおむね1年間としています。ただし、企業の準備体制などによって必要な期間は大きく異なり、半年程度で認証取得に至るケースもあるとしています。
つまり、「ISO/IEC 42001の取得には必ず1年かかる」「半年あれば必ず取得できる」というわけではありません。このページでは、ISO/IEC 42001取得までに必要な期間の考え方や、取得が長引く原因、短期間で取得を目指すためのポイントを解説します。
参照元:日本品質保証機構(JQA)「ISO/IEC 42001 よくあるご質問」
ISO/IEC 42001認証取得は「おおむね1年」が一つの目安
JQAでは、ISO/IEC 42001の検討を始めてから登録証が発行されるまでの期間について「おおむね1年間」と案内しています。
ただし、この1年間すべてを認証機関による審査に使うわけではありません。認証審査を受ける前には、ISO/IEC 42001の要求事項を理解し、自社のAI利用状況を整理したうえで、AIMS(AIマネジメントシステム)を構築・運用する必要があります。
具体的には、以下のような工程を経て認証取得を目指します。
- 認証取得の目的・推進体制を決める
- 認証の適用範囲とAI利用状況を整理する
- ISO/IEC 42001の要求事項に沿ってAIMSを構築する
- AIに関するリスクを評価し、必要な対策を実施する
- AIMSを実際に運用する
- 内部監査・マネジメントレビューを実施する
- ファーストステージ審査を受ける
- セカンドステージ審査を受ける
- 必要に応じて指摘事項を是正する
- 認証登録・登録証発行
これらの準備状況によって、認証取得までの期間は変わります。認証取得までの詳しい工程については、以下の記事もあわせてご覧ください。
ISO/IEC 42001認証取得の流れとは?準備から審査・取得まで解説
ISO/IEC 42001取得までの期間を工程別に考える
ISO/IEC 42001認証取得にかかる期間は、大きく「事前準備」「AIMS構築」「運用・社内評価」「第三者による認証審査」の4つに分けて考えると理解しやすくなります。
それぞれに一律の標準期間が設定されているわけではありません。企業規模や対象となるAI、現在の管理体制などによって必要な時間が変わるため、自社の状況を確認しながら計画を立てましょう。
1.取得方針・適用範囲を決める準備期間
最初に、ISO/IEC 42001を取得する目的と推進体制を決めます。
「取引先への信頼性を高めたい」「AIサービスの管理体制を証明したい」「社内の生成AI利用を体系的に管理したい」など、取得目的によって認証範囲や必要な体制も変わります。
あわせて、自社のどの部署・事業・サービスをAIMSの対象にするのかを検討し、自社で利用・開発・提供しているAIを洗い出します。
この段階で認証範囲が曖昧だと、AIMSを構築した後に対象が追加され、リスク評価や文書を見直すなどの手戻りが発生する可能性があります。
短期間で認証取得を進めたい場合ほど、最初に目的・責任者・適用範囲を明確にしておくことが重要です。
2.AIMSを構築する期間
適用範囲を決めたら、ISO/IEC 42001の要求事項に沿ってAIMSを構築します。
具体的には、AIに関する方針、責任・権限、リスク管理、AIシステムの管理、データ管理、従業員教育、インシデント対応、モニタリング、文書管理など、自社に必要なルールや仕組みを整えます。
この工程に必要な期間は、現在の社内ルールやマネジメント体制によって大きく変わります。
すでに情報セキュリティやリスク管理に関する仕組みが整っている企業と、AI利用状況の把握から始める企業では、準備に必要な作業量も異なります。
また、規格を必要以上に複雑に解釈して大量の文書やルールを作ると、構築だけでなく取得後の運用負担も増えます。自社のAI利用実態に合った運用可能なAIMSを構築することが大切です。
具体的な要求事項については、以下の記事で詳しく紹介しています。
3.構築したAIMSを実際に運用する期間
AIMSの規程や手順を整備したら、それを実際の業務で運用します。
たとえば、AI利用ルールを社内へ周知し、必要な教育を実施したうえで、AIリスクへの対応やモニタリング、記録管理などを行います。
短期間での取得を目指すからといって、「文書だけを作成してすぐに審査を受ける」という考え方は適切ではありません。
ISO/IEC 42001は、AIMSを確立するだけでなく、実施・維持し、継続的に改善するための規格です。認証審査でも、決めた仕組みが実際に運用されているかが確認されます。
そのため、教育やリスク管理、モニタリングなどを実施し、運用状況を確認できる記録を残していきましょう。
4.内部監査・マネジメントレビューを行う期間
認証審査へ進む前には、内部監査とマネジメントレビューを行い、自社のAIMSが適切に機能しているかを確認します。
内部監査では、ISO/IEC 42001の要求事項や自社で定めたルールに沿って運用されているかを確認し、問題が見つかった場合には必要な是正・改善を行います。
その結果を含めて、トップマネジメントがAIMSの有効性や改善の必要性を確認するのがマネジメントレビューです。
JQAのマネジメントシステム審査登録規則では、内部監査とマネジメントレビューが実施され、記録されていなければセカンドステージ審査を実施しないとしています。
そのため、認証スケジュールを組む際には、内部監査・マネジメントレビューと、その結果を踏まえた改善期間も考慮しておきましょう。
参照元:日本品質保証機構(JQA)「マネジメントシステム審査登録規則」
5.認証機関との契約・認証審査に必要な期間
AIMSの構築だけでなく、認証機関との契約や審査日程の調整にも時間が必要です。
JQAでは、認証取得に関する契約について、ファーストステージ審査の4カ月前までに行うことを推奨しており、最短でも1カ月前までには契約を完了する必要があるとしています。
つまり、「社内準備がすべて終わってから認証機関へ申し込む」という進め方では、希望する時期に審査を受けられない可能性があります。
取得期限が決まっている場合は、AIMS構築と並行して早めに認証機関へ相談し、審査可能な時期を確認しておくことが大切です。
また、JQAのマネジメントシステム審査登録規則では、ファーストステージ審査とセカンドステージ審査の間隔は原則として最長6カ月とされています。これは6カ月空けなければならないという意味ではなく、ファーストステージ後の結果を踏まえながらセカンドステージへ進む必要があるという点を理解しておきましょう。
参照元:日本品質保証機構(JQA)「ISO/IEC 42001 よくあるご質問」「マネジメントシステム審査登録規則」
ISO/IEC 42001は半年程度で取得できる?
JQAでは、準備体制などによっては半年程度でISO/IEC 42001の認証取得に至るケースもあるとしています。
ただし、これは「申請から半年経てば取得できる」「どの企業でも半年で取得できる」という意味ではありません。
半年程度での認証取得を目指しやすいのは、たとえば以下のような準備が進んでいる企業です。
- ISO/IEC 42001を取得する目的が明確になっている
- 経営層から認証取得の承認を得ている
- 認証取得プロジェクトの責任者・担当者が決まっている
- 担当者が認証取得業務に必要な時間を確保できる
- 対象とする部署・サービス・拠点が明確になっている
- 自社で利用・開発・提供しているAIを把握できている
- 既存のリスク管理や情報セキュリティ管理の仕組みがある
- 内部監査やマネジメントレビューを実施できる体制がある
- 社内の意思決定を速やかに行える
- 認証機関へ早めに相談し、審査時期を調整している
短期取得のポイントは、審査に必要な工程を省略することではありません。準備不足や社内調整による手戻りをできるだけ減らし、必要な工程を効率よく進めることが重要です。
ISO/IEC 42001の取得期間が長くなりやすい5つの原因
1.社内のAI利用状況を把握できていない
ISO/IEC 42001への対応では、組織内でどのようなAIを利用・開発・提供しているのかを把握する必要があります。
しかし、ChatGPTなどの生成AIやSaaSに搭載されたAI機能を部署ごとに導入している場合、会社側で利用状況を十分に把握できていないことがあります。
管理対象となるAIがわからなければ、適切なリスク評価や管理方法を決めることもできません。
各部署へのヒアリングなどを通じて、誰が・どのAIを・何の目的で利用しているのかを早い段階で整理しましょう。
2.認証の適用範囲が途中で変わる
AIMSの構築途中で「別の事業部も対象にしたい」「ほかのサービスも認証範囲に含めたい」となると、リスク評価や文書、管理体制を見直す必要が生じる可能性があります。
認証範囲の変更が続けば、そのたびに関係部署との調整が必要になり、取得期間が長くなりやすくなります。
認証取得の目的を経営層と共有し、AIMS構築を本格化する前に対象範囲を整理しておきましょう。
3.関係部署との調整に時間がかかる
AI管理は、情報システム部門やAI担当者だけで完結するとは限りません。
AIを利用する事業部門、情報セキュリティ、法務、人事、経営層など、AIの利用方法に応じて複数の関係者との調整が必要になります。
担当者に十分な権限がなく、ルールを決めるたびに複数の承認を待たなければならない場合には、プロジェクトが停滞しやすくなります。
責任者と意思決定ルートを最初に決めておくことが、スムーズな認証取得につながります。
4.規格の理解や文書作成に時間がかかる
ISOマネジメントシステムを初めて構築する企業では、ISO/IEC 42001の要求事項を理解し、自社の業務へどのように落とし込むかを検討するだけでも時間がかかる場合があります。
さらに、必要以上に細かいルールや文書を作ると、社内確認や修正だけでなく、取得後の運用にも大きな負担が生じます。
審査のために形式的な文書を増やすのではなく、要求事項を満たしながら、実際の業務で継続できる仕組みにすることが重要です。
5.認証機関への相談が遅い
社内のAIMS構築が予定どおり進んでいても、認証機関との契約や審査日程を確保できなければ、希望時期に認証を取得できない可能性があります。
JQAでは、ファーストステージ審査の4カ月前までの契約を推奨しています。
「AIMSが完成してから認証機関を探す」のではなく、取得時期が決まった段階で認証機関へ相談し、準備と審査スケジュールを並行して考えることが大切です。
ISO/IEC 42001を短期間で取得するためのポイント
取得希望日から逆算して計画を立てる
短期間での認証取得を目指す場合は、「できるだけ早く進める」という曖昧な計画ではなく、取得希望日から逆算して各工程の期限を決めましょう。
たとえば、以下の順番で逆算すると、必要な準備を整理しやすくなります。
- 認証登録・登録証発行
- セカンドステージ審査
- 必要に応じた指摘事項への是正
- ファーストステージ審査
- 内部監査・マネジメントレビュー
- AIMSの実運用
- AIMSの構築
- AI利用状況の棚卸し・適用範囲決定
- 認証機関への相談・契約
登録証が必要になる日が決まっている場合は、認証機関へ相談したうえで、各工程にどの程度の余裕を持たせるか検討しましょう。
最初に認証の適用範囲を固める
短期取得において避けたいのが、AIMS構築途中での大幅なスコープ変更です。
経営層を含めて認証取得の目的を確認したうえで、対象となる部署、拠点、サービス、AIなどをできるだけ早期に整理しましょう。
ただし、取得期間を短くすることだけを目的に認証範囲を狭めるのではなく、自社がISO/IEC 42001を取得する目的と整合した範囲を設定することが重要です。
AI利用状況の棚卸しを早めに行う
AIの管理対象が明確になっていなければ、リスク評価や運用ルールの検討を進めにくくなります。
各部署へのヒアリングを行い、利用しているAIサービス、利用目的、入力している情報、AIの出力をどのように利用しているか、管理担当者などを整理しておきましょう。
AIリスクアセスメントの具体的な進め方については、以下の記事で紹介しています。
既存のISMSや社内制度を活用する
すでにISMS(ISO/IEC 27001)などのマネジメントシステムを運用している場合は、既存の仕組みを活用できないか確認しましょう。
文書管理、リスク管理、社員教育、内部監査、マネジメントレビューなど、ISOマネジメントシステムを運用した経験があれば、AIMS構築に必要な社内ルールを一から検討するよりも効率的に進められる可能性があります。
ただし、ISMSを取得しているからといって、必ず短期間でISO/IEC 42001を取得できるわけではありません。AI特有のリスクや要求事項については別途対応が必要です。
両規格の違いについては、以下の記事も参考にしてください。
ISMSとISO/IEC 42001の違いとは?【徹底比較】
担当者の稼働時間と意思決定ルートを確保する
ISO/IEC 42001取得担当者が通常業務との兼務で、「時間が空いたときに進める」という状態ではプロジェクトが遅れやすくなります。
取得期限が決まっている場合は、プロジェクト責任者や実務担当者、各部門の責任者、最終的な意思決定者を決め、必要な作業時間を確保しましょう。
社内で判断が必要になった際、誰が決めるのかをあらかじめ明確にしておくことも、認証取得の手戻りを減らすポイントです。
不足する専門知識は外部支援を活用する
短期間で認証取得を目指していても、ISO/IEC 42001の要求事項を一から調べたり、AIリスク評価や文書作成の方法を試行錯誤したりすると、想定以上に時間がかかる可能性があります。
コンサルティング会社によっては、現状分析やギャップ分析、適用範囲の整理、AIMS構築、AIリスクアセスメント、文書整備、内部監査、認証審査準備などの支援を行っています。
コンサルティング会社を利用すれば必ず短期間で認証を取得できるわけではありませんが、社内だけで一から調査・構築する時間を減らし、認証準備を効率化する方法の一つです。
コンサル利用時の費用については、以下の記事もご覧ください。
ISO/IEC 42001認証取得にかかる費用は?審査費用・コンサル費用を解説
「○月までに取得したい」場合はいつから動けばよい?
ISO/IEC 42001を取得しなければならない期限が決まっている場合は、できるだけ早い段階で認証機関へ相談しましょう。
たとえば「6カ月後に登録証が必要」と考えていても、自社の現在のAIMS構築状況や認証範囲によっては、半年程度での取得が現実的でない場合もあります。
まず、認証希望日から以下の工程を逆算してみてください。
- 登録証の発行までに必要な時間
- セカンドステージ審査の実施時期
- 審査指摘があった場合の是正期間
- ファーストステージ審査の実施時期
- 内部監査・マネジメントレビューの実施時期
- AIMSを実際に運用する期間
- AIMSを構築する期間
- AI利用状況の棚卸しや適用範囲を決める期間
- 認証機関との契約・日程調整
JQAではファーストステージ審査の4カ月前までの契約を推奨しています。認証取得の期限が決まっている企業ほど、社内準備が終わるのを待たず、早めに認証機関へスケジュールを相談することが重要です。
短期取得を優先しすぎる際の注意点
取引条件や入札などの都合から、できるだけ早くISO/IEC 42001を取得したいケースもあるでしょう。
しかし、取得時期だけを優先しすぎると、審査を通過するためだけの複雑なルールを作ったり、現場で運用しにくいAIMSを構築したりする可能性があります。
短期取得を目指す場合でも、以下のような点には注意してください。
- 認証取得そのものを目的にしない
- 実態に合わないルールや文書を増やさない
- AIMSの実運用を軽視しない
- 関係する従業員への教育を省略しない
- AIリスクアセスメントを形式的に終わらせない
- 取得後に維持できない仕組みにしない
BSIも、ISO/IEC 42001への対応では、現状とのギャップ分析を行い、AIMSを導入したうえで、内部監査とマネジメントレビューによって機能していることを確認してから認証へ進む流れを示しています。
短期間で認証を取得するために必要なのは、工程そのものを省略することではありません。不要な手戻りや待ち時間を減らし、必要な工程を効率的に進めることが大切です。
参照元:BSI「ISO/IEC 42001:AIに関する手順を認証する理由とBSIで始める方法」
自社だけで短期取得を進めるのが難しい場合はコンサル活用も選択肢
ISO/IEC 42001認証は、自社だけでAIMSを構築・運用して取得を目指すことも可能です。
一方、「認証取得期限が決まっている」「ISO認証の担当経験がない」「AIの管理状況を整理するところから始める必要がある」「担当者が通常業務と兼務している」といった場合、自社ですべてを調べながら進めることで取得準備に時間がかかる可能性があります。
ISO/IEC 42001に対応するコンサルティング会社では、サービス内容によって、取得スケジュールの策定、現状分析、AI利用状況の棚卸し、AIMS構築、リスクアセスメント、文書作成、内部監査、審査準備などの支援を受けられます。
コンサルを利用すれば認証取得の時期が保証されるわけではありませんが、専門知識が不足している部分を外部へ任せ、社内の作業負担や調査時間を減らすことで、プロジェクトを進めやすくなる場合があります。
取得希望時期が明確な企業は、自社の体制だけで現実的に間に合うのかを早期に確認し、必要に応じて外部支援も検討しましょう。
FAQ:ISO/IEC 42001の取得期間に関する質問
- ISO/IEC 42001の取得には何カ月かかりますか?
- 日本品質保証機構(JQA)では、検討開始から登録証発行までおおむね1年間と案内しています。ただし、企業の準備体制などによって必要な期間は大きく異なり、半年程度で認証取得に至るケースもあります。
- ISO/IEC 42001は半年で取得できますか?
- 半年程度で認証取得に至るケースはありますが、すべての企業が半年で取得できるわけではありません。適用範囲、AI利用状況、AIMSの構築状況、社内体制、認証機関の審査スケジュールなどによって異なります。
- ISO/IEC 42001を最短で取得するにはどうすればよいですか?
- 一律の「最短取得方法」はありません。取得目的と適用範囲を早期に決め、AI利用状況を整理し、責任者と意思決定ルートを明確にしたうえで、認証機関へ早めに相談することが重要です。工程を省略するのではなく、手戻りを減らすことを意識しましょう。
- 認証機関にはいつ相談すればよいですか?
- 取得期限が決まった段階で早めに相談することをおすすめします。JQAではファーストステージ審査の4カ月前までの契約を推奨しており、最短でも1カ月前には契約を完了する必要があるとしています。
- ファーストステージ審査からセカンドステージ審査までどれくらいかかりますか?
- 企業の準備状況やファーストステージ審査の結果などによって異なります。JQAのマネジメントシステム審査登録規則では、両審査の間隔は原則として最長6カ月とされています。ファーストステージで確認された課題への対応状況などを踏まえて日程を調整します。
- コンサルを利用すれば取得期間を短くできますか?
- 規格理解やAIMS構築、リスク評価などの準備を効率化できる可能性はありますが、利用すれば必ず短期間で取得できるわけではありません。認証取得時期は、自社の準備状況や認証機関による審査などにも左右されます。
まとめ|ISO/IEC 42001は希望取得日から逆算して準備しよう
ISO/IEC 42001の認証取得期間について、JQAでは検討開始から登録証発行までおおむね1年間を一つの目安としています。一方、準備体制などによっては半年程度で認証取得に至るケースもあります。
取得までの期間を左右するのは、認証範囲やAI利用状況、AIMSの構築状況、社内の推進体制、内部監査、認証機関の審査スケジュールなどです。
短期間で取得を目指す場合でも、必要な工程を省略するのではなく、適用範囲や責任体制を早い段階で決め、AI利用状況を把握し、社内調整による手戻りを減らすことが重要です。
特に「○月までに認証が必要」と取得期限が決まっている場合は、登録証発行から逆算して、審査、内部監査・マネジメントレビュー、AIMS運用・構築までのスケジュールを立てましょう。
社内の知識やリソースだけでは希望時期までの準備が難しい場合には、認証機関への早期相談とあわせて、ISO/IEC 42001に対応するコンサルティング会社の活用も検討するとよいでしょう。
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