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認定と認証の違い

認定と認証は、ISOについて調べているとよく出てくる言葉で、似たような使い方をされていることもあります。しかし、認証と認定では意味が異なります。ここでは、ISMS(ISO27001)取得に関連する言葉として、改めて認証と認定の意味を確認していきましょう。

認定と認証の言葉の違い

2つの言葉の意味を辞書で調べると、次のようになります。(『大辞林』より)

認証…一定の行為や文書の作成が正当な手続きによってなされたことを、定められた公の機関が証明すること。

認定…(公の機関が)資格・事実の有無や物事の程度などを調べて、決めること。

いかがでしょうか。公の機関が定めるという点については共通点があり、かなり似たような意味合いの言葉であるように感じます。それでは、ISOの取得に関しては、この2つをどう整理したらいいのでしょうか。

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改めてISMS(ISO27001)における2つの意味の違いとは

ISMS(ISO27001)における認証とは…企業や組織の情報セキュリティマネジメントシステムがISO27001の規格に適合する内容となっていることを、ISOが書類審査や現地調査等によって証明すること、と説明できます。
ISMS(ISO27001)における認定とは…ISOの審査機関が、企業の構築したシステムやマニュアル、仕様書、マネジメントシステムの運用指針、それに基づく運用の継続などを調べ、ISO27001の定める基準に値すると認めること、と説明できます。

認証と認定について、改めて整理してみましょう。ポイントは、その対象となるものが企業(組織)であるか、審査機関であるかという点です。
認証とは、ISO(スイスのジュネーブに本部を置く非政府機関 International Organization for Standardization:国際標準化機構)が、ISOの認証を取得する企業を対象に行うものです。
それに対し認定は、資格取得をする企業に認証を与える審査機関を認めるというものであり、対象は審査機関となります。
なぜこのような違いがあるのかというと、ISOでは公平性の観点から、第三者認証による二段階の認証を行っているためです。たとえばISOの資格取得を希望するA社があったとします。認定機関から定められたBという審査機関によってA社のマネジメントシステムを評価します。その評価に基づいてISOの規格を満たしていると判断されると、ISOマネジメントシステムの認証取得となるのです。

認定機関と認証機関

これまでの説明で認証機関と認定機関という言葉がでてきました。ここでは具体的にどのような機関を指すのかについて解説します。
ISOの認める「認定機関」は、各国に一つしかなく、日本ではJAB(公益財団法人 日本適合性認定協会)のことを言います。そして「認証機関」とは審査機関の事を言います。資格取得をめざす企業にとって直接関わりがあるのは、認証機関となります。

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